石造鳥居(参道の左)

参道の左側、稲荷社と下浅間の前に建てられている。形式は八幡形鳥居(明神形)である総高233.5cm。笠部の最大幅315.5cm。柱部の径は、地上高100cmのところで12cm。基礎部の高さ3cm、幅45cm、奥行45cm。石質は花崗岩である。
刻銘は次の通りである。

この鳥居は、建立年月日が「大正七年九月建之」となっており、参道奥に建っている鳥居と一緒に奉納されたものである。従って、石工も同様に田淵順蔵という人物であろう。なお、大島稲荷神社には、「石工 田淵富蔵」という銘のある明治二〇年建立の鳥居があり、両田淵氏には何らかの関係があるのであろう。

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